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13 juin 2016 1 13 /06 /juin /2016 17:07
À la Une / À ne pas manquer ! "AKAGI-CENT VUES DE PARIS" au château de Villandry !
ユネスコ世界遺産ロワール川添いの古城
ヴィランドリー城で開催中の
アカギの版画パリ百景展
photos & text : Tomoko FREDERIX
ユネスコ世界遺産に指定されているロワール川添いの約800km2に及ぶ「文化遺産地域」に点在する古城のうち、トゥレーヌ地方の人気トップ10に入るヴィランドリー城。ア ンボワーズ城、アゼ・ル・リドー城、シュノンソー城、ユッセ城などに並び、ルネサンス様式期末期の傑作、といわれる白い城は流れるような曲線の高く競り上 がったスレートぶきの屋根がついており、国から《注目すべき庭》に指定された庭があることでも有名な、プライヴェート・シャトーだ。
フランス革命が終わり、20世紀に入ってスペイン人とアメリカ人のカルヴァロ夫婦(現在のオーナー、アンリ・ カルヴァロ氏/写真下 は4代目。)が城を購入。16世紀、フランソワ1世の国務卿であったジャン・ル・ブルトンによって建てられたという城は、庭園ととも に歴史に逆らう事無く完璧に修復されている。
城の延長上に続くテラスからは、幾何学模様の塗り絵のようにリズミカルなデザインで、花や低木が色とりどりに並ぶ、愛の庭園を眼下に眺めつつ水の庭園に向 かう。愛の庭園の4つの正方形はそれぞれデザインが違い、それぞれ《優しい愛》《情熱の愛》《移り気な愛》《悲劇的な愛》という名がついている。
そのまま広大な森の脇を進むと、白鳥の住む水の庭園、さらに子供の遊び場もある太陽の庭園、その隣にはクマシデの木を使ったラビリンスもある。このキリス ト教式ラビリンスには出口が無く、中央に向かいながら人間的、精神的向上を目的にしているのだそうだ。中世時代からの伝統的な薬草の庭園、野菜の彩りで模 様が描かれる美しい菜園など、小川が流れる3つの段差のある土地を使って、16世紀に建てられた城の建築美との均衡を保ちながら20世紀に再現されてい る。まさしく、カルヴァロ夫婦の情熱の結晶である。
城内の見学は、中世から現在にいたる城の変貌を時代とともに理解する模型の部屋を通り、ジャン・ル・ブルトンによって改築された際に残された12世紀築の主塔部分にある応接間に続く。ここで1189年、イングランド王アンリ2世プランタジュネと、フランス国王フィリップ・オーギュストが《コロンビエの和平条約》をかわしたのだそうだ。
城内の装飾は主に18世紀のもの。城が愛され、使われて来たのだと感じる事が出来る穏やかなゴージャス・ライフを随所に感じる事ができる。ヨアキム・カルヴァロ夫妻は、17世紀のスペイン絵画がご趣味だったとか。フランドルとイタリア文化の影響化で花開いたスペイン写実主義の宗教画などが当時のままに飾られているギャルリー部分もある。
この城の内装を特徴づけるのは、オリエンタル・サロンの存在だろう。トレドで15世紀に造られたマクダ公爵の宮殿を解体し、部分的に持ち帰られた3600 の格間がカラフルに天井を覆っている。イスラム教、ユダヤ教、キリスト教が交差したアンダルシアのトレドから持ち帰られた天井は、ムデハル様式と呼ばれ、 アラビア文字とキリスト教のサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の象徴であるホタテ貝、君主達の紋章など、細かい木細工に彩色、金箔が施されており、印 象的だ。
そして、屋根の木組みを内側から眺める天井裏の約100m2のスペースは、企画展会場になっており、年に二回アートなイベントが催される。ここで2016年6月4日から9月18日まで、ハイ・シーズンのイヴェントとして《アカギの版画パリ百景展》 が、開催されている。窓から太陽光が注ぎ込むスペースには、在仏50年を超えて今もなお、500枚以上、パリの風景を描き続ける赤木 曠児郎さんの水彩画をもとに制作された版画が文字通り、百景、一堂に展示されている。
赤木さんは、パリの建物を忠実に描き込む。それぞれの建物が持つ歴史が、そして、赤木さんのパリへの思いが入魂され、そのストーリーが、見る人の思い出と 相まって深い感動、あるいは大きな夢を誘うのだ。
背景は時折、写実を超えた色、あるいは国旗のようなグラデーション、夕焼けのようなグラデーションに・・・と、表情を変える。画紙に歴史を刻むかのような建築的な細い線は、ときおり赤、白、黄色の版となり、アルシュ社の厚い紙に丁寧に重ねられ、刷られる。この変化と対比が非常に楽しく、版画鑑賞の醍醐味がある。
ハイ・シーズン中、12万人の入場者を見込むヴィランドリー城の半分は、外国からの観光客。近い将来、「広重の江戸百景」と共に、「赤木のパリ百景』が世界中でヒットすることになるだろう。ぜひこの夏、鑑賞したい、日本人画家にとっても、歴史的な展示会となっている。

公式サイト/赤木 曠児郎
http://www.galeriedeparis.fr
公式サイト/ヴィランドリー城
http://www.chateauvillandry.fr/

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